ホワイトニングとは
当施術は保険適用外の自由診療になります。
ホワイトニングとは、ホワイトニング剤を歯の表面に塗って色素を落としたり、歯の中にある色素を分解して歯を明るくし、歯を白くすることです。歯の表面についた着色(茶渋やタバコのヤニ)を落とすものはクリーニングといってホワイトニングとは別物です。その場合は軽度であれば医院の機械ブラシで数分で落とすことが可能です。 クリーニングで歯の表面の着色を落とし、自身の歯の色を見てさらに白くしたい場合にホワイトニングとなります。
ホワイトニングには大きく分けると「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」があり、さらにその両方を組み合わせた「デュアルホワイトニング」という3種類の方法があります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは歯の型を取り、ホワイトニング用のマウスピースを作り、その中にホワイトニング剤を入れて、ご自宅で白くする方法です。
※費用:23,000円(税別)
カウンセリング
お口の中をチェックし、カウンセリングを行います。
むし歯などがないか診察したのち、歯をクリーニングし着色を除去した上で歯の色を確認し写真を撮ります。
マウスピースの作製
歯の型を採り、マウスピースを作製します。
ホワイトニング
日中または就寝中にマウスピースを装着し、ホワイトニングを行います。
回数によって自分の希望の白さまで確認しながら白くしていきます。
どこまで白くなるかは元の歯の色や状態、薬剤の効果なので個人差があります。
持続期間・メンテナンス
定期健診をしっかりと行うことによって着色を管理すれば2年以上はもつと言われます。
◯ホームホワイトニングのメリット
- ・自宅でできるホワイトニング
- ・自分の都合でいつでもホワイトニングができる
- ・どこまで白くするかコントロールする事が可能
- ・歯がしみる副作用が出にくい
×ホームホワイトニングのデメリット
- ・歯の根元付近は薬液が留まりづらいため白くなりにくい
- ・少しずつしか白くならないため時間がかかる(通常2週間)
- ・徐々に白くなるため効果がわかりづらい
- ・歯や体の状態によっては、ホームホワイトニングができない場合がある
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングを行う方法です。高濃度の薬液を使用し、さらにレーザーなどを当てて薬剤の効果を高めるため、ホームホワイトニングより短い期間で歯を白く出来ますが、一度で希望の白さにならない場合には数回通院する必要があります。
また、オフィスホワイトニングは短期間で歯を白くすることが出来るというメリットがある反面、短期間で色の後戻りが起こりやすいというデメリットもあります。
※費用:1回 27,000円(税別)
※費用:2回セット 40,000円(税別)
カウンセリング
ホワイトニングが出来るかどうか検査を致します。
同時に歯の色を確認し、写真を撮ります。
歯科医師による診査
虫歯、歯周病等の疑いがある場合は、レントゲンを併用しての診察を行います。
ホワイトニング前のクリーニング
歯をしっかり磨き、歯の表面の汚れを取ります。
歯肉保護+ジェル塗布
歯の周辺を保護し、ホワイトニング剤を歯の表面に塗ります。
光照射
約6分×3回の光照射をします。薬剤の除去と再塗布を含めると合計で約45分間程で終わります。個人差により照射時間が変わる事があります。(時間は機械やメーカーによって異なります)
終了
最後に再度、歯の表面を磨き、フッ素コーティングし施術完了後の歯の色の診断を行い、写真を撮って終わりです。
◯オフィスホワイトニングのメリット
- ・短期間で歯を白くすることができる
- ・全て歯医者さんにお任せなので気軽
×オフィスホワイトニングのデメリット
- ・必ずしも1回で理想の歯の色になるとは限らないので、場合によっては数回歯科医院に通う必要がある
- ・ホームホワイトニングよりも色が後戻りしやすい
- ・歯がしみる副作用が強く出やすい
- ・真っ白な歯を望む場合には、オフィスホワイトニングでは不可能
(この場合には、クラウンやラミネートベニアで治療を行う必要があります)
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニング方法です。それぞれのホワイトニングの良いところを活かし、短期間でかつ持続的に白い歯を実現します。
※費用:1回 46,000円(税別)
※ステップごとの内容はオフィス、ホームの各ステップと同様です。
カウンセリング
ホワイトニング前のクリーニング
オフィスホワイトニングの施術
ホームホワイトニングの実施
メンテナンス
◯デュアルホワイトニングのメリット
- ・即効性と持続性がある
- ・高い効果が期待できる
×デュアルホワイトニングのデメリット
- ・2種類のホワイトニングを行うため費用が高い
- ・時間と手間がかかる
- ・白さを持続するためにはメンテナンスが必要
よくあるご質問
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングどっちがいいの?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングどちらがよいのでしょう、という質問をされますが、これはどちらがよいというものではなく、単なる方法の違いと考えていただいたほうがよいでしょう。
ホームホワイトニングはお家で行っていただくので、安全面から薬剤は低濃度です。従って時間がかかります。
しかし、オフィスホワイトニングは高濃度の薬剤を使用するため、クリニックで行いますが短時間で完了します。
患者さまの要望に合わせて選択してください。ただしご注意いただきたいのは、患者さまの歯の状態です。ホワイトニングの対象は「健全なエナメル質」である、ということが基本です。
ホワイトニングには個人差がある?
ホワイトニングの効果には個人差があると言われています。
もともと歯の色が濃い方、変色してしまっている方はホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
また、むし歯の治療などで歯が黒く変色してしまっている方や人工の歯にはホワイトニングは施せません。
コーヒーや赤ワイン、タバコ、カレーなど色の濃い食べ物を好む方はホワイトニングをした後、色の後戻りが早く起こる場合があります。
ホワイトニングは、施術後半年から1年経過すると色が後戻りする場合があります。
ホワイトニングって痛くないの?
歯が削れてしまっている場合や歯にひびが入っている場合、歯磨きで歯の根元がくびれてしまっている場合、エナメル質が薄い場合、詰め物に隙間がある場合など歯の状態によってはホワイトニングの際にお薬が歯にしみることがあります。
正常な歯の方でもホワイトニング中に軽度のしみる症状を感じることがありますが、この痛みは歯に対して害はなく一過性のものですので、ホワイトニングの終了と同時もしくは通常24時間以内に収まります。
歯へのダメージはあるの?安全性は?
ホワイトニングの安全性は、様々な大学や研究機関の発表により「歯にダメージを与えない方法」として確立されています。
ホワイトニング剤の主成分は「過酸化水素」、または「過酸化尿素」であり、米国食品医薬品局(FDA)でも成分の安全性を保障しています。
しかしながらこれは人体に対する影響で歯単独で考えるとおそらく薬品です。少なからずダメージがあることも予想されますが、日本においても過酸化尿素のホワイトニング剤は厚生省が認可を出していることから問題ないことがわかります。
また、唾液に含まれるフッ素等の成分によって再石灰化等による回復が期待できます。
歯の白さはどのくらい持続できるの?
ホワイトニングの効果が持続する期間は、その方の諸好物、色に対する感覚、歯の構造などによって個人差があります。「色が付いてきたな」と思ったらホワイトニングをして下さい。
しっかりと定期健診を受けることで2年以上は持つとも言われています。
ホームホワイトニングであれば、作製したマウスピースを大事に保管していただければ、後戻りの際にはホワイトニングの薬剤だけを購入することも可能です。